琵琶湖と環境問題の変化について

目次
  1. 日本最大の淡水湖
  2. 琵琶湖の外来種
  3. 水質改善
  4. 地域市民の取り組み
  5. 琵琶湖と環境問題

琵琶湖は日本最大の淡水湖

琵琶湖は、日本最大の淡水湖であり、滋賀県とその周辺に位置しています。東西約67キロメートル、南北約20キロメートルの広がりを持ち、総面積は約670平方キロメートルです。湖の周囲には美しい景色や文化財が多数あり、観光地としても有名です。

琵琶湖は、多数の河川が流入することで水源を得ており、四季折々の風景や生物相が存在します。春には桜の名所として知られ、夏には湖畔でのレジャーや花火大会、秋には紅葉が美しいスポットとして人気があります。

また、琵琶湖周辺では、琵琶湖疏水や運河、水力発電所などの歴史的建造物も見ることができます。しかし、長年にわたって琵琶湖周辺で起きている環境問題が、琵琶湖の生態系に大きな影響を与えています。

琵琶湖の外来種

琵琶湖の外来種の問題も深刻化しています。外来種とは、本来その地域に生息していない種類の生物のことで、琵琶湖には外来種のブラックバスやブルーギルが多数生息しています。これらの外来種は、琵琶湖の在来種に食べられるなどして生態系に大きな影響を与えています。

また、外来種が琵琶湖の水質や水温を変化させることもあり、生態系に与える影響はさらに深刻なものとなっています。

琵琶湖では、ブラックバスやブルーギルなどが代表的な外来種として挙げられます。これらの魚は、琵琶湖内において在来種の魚類に食害や生息場所の奪い取りをすることで、生態系に深刻な影響を与えることが知られています。また、水草や微生物などの外来種も問題となっています。

琵琶湖では、これらの外来種に対して、捕獲や駆除、在来種の保護や増殖、外来種の持ち込み規制などの取り組みが行われています。自治体や関係団体、一般市民の協力も得ながら、琵琶湖の生態系の保全に向けた取り組みが進められています。

水質改善

水質改善のための排水処理や下水道整備、工場の排出物の規制強化、農薬の適正使用の推進などが挙げられます。また、外来種対策としては、ブラックバスやブルーギルなどの捕獲や、在来種の保護や増殖などが必要です。

琵琶湖の水質改善には、排水処理や下水道整備が不可欠です。排水処理とは、家庭や工場から出る水を適切に処理することで、水質汚染を防止することを目的とした施設です。下水道整備とは、これらの排水処理を行う施設を整備し、排水処理水を収集・処理するための管路を整備することで、地域全体の水質改善につながるものです。

琵琶湖周辺では、下水道普及率が徐々に上がってきており、各自治体が下水道整備事業を進めています。また、琵琶湖流域においては、琵琶湖総合治水事業が実施され、琵琶湖に流入する河川の水質改善を図るための取り組みが進んでいます。

さらに、琵琶湖周辺では、農地の水田の栽培方法の改善や、家庭での化学物質の適切な処理など、個人レベルでも水質改善に貢献することができます。琵琶湖の水質改善には、地域全体での取り組みが必要であると言えます。

地域市民の取り組み

【①水を節約すること】
水道水を使用すると、水処理場で処理された水が配水されますが、処理にはエネルギーや化学薬品が必要です。また、水不足に陥った際には、水源となる河川から琵琶湖に水を引き込むことがあります。そのため、節水により水質改善に貢献することができます。

【②化学物質の適切な処理】
家庭で使用する洗剤や清掃用品などの化学物質は、排水として琵琶湖に流れ込むことがあります。そのため、使用量を抑えたり、使い終わった容器の適切な分別や処理を行うことが大切です。

【③清掃活動への参加】
琵琶湖周辺で定期的に開催される清掃活動に参加することで、湖畔や周辺の環境美化に貢献することができます。

これからの琵琶湖と環境問題

この記事では、琵琶湖の生態系の変化について、近年の環境問題や取り組みについて解説しました。琵琶湖は、豊かな自然環境と多様な生物相を持つ貴重な湖であると同時に、環境問題に直面しています。

過去の水質汚染や外来種の影響などが原因で、湖内の生物相に影響が出ています。しかし、環境問題に対しては、自治体や企業、一般市民などが取り組んでおり、多くの取り組みが進んでいます。

自治体や企業による排水処理や下水道整備、工場の排出物の規制強化、農薬の適正使用の推進などの取り組みが挙げられます。また、外来種対策としては、在来種の保護や増殖、ブラックバスやブルーギルの捕獲などが必要です。一般市民にも取り組みが求められており、ゴミの適切な処理やレジャー活動時の生態系への配慮などが重要です。

今後も、琵琶湖周辺での環境問題に対して取り組むことが求められています。そうすることで、豊かな自然環境を守り、健康で美しい琵琶湖を未来に引き継いでいくことができます。

Water Town
ウォータータウン

琵琶湖にある人工島『帰帆島』から地域の活性化を目指しています。健康の促進、観光客との出会い、環境意識も向上させる。そんな島にしていきたく、老上西学区と立命館が手を組み、『ウォータータウン』プロジェクトを始動いたしました。共に草津市を盛り上げましょう!

矢橋帰帆島公園 YABASE KIHANTO KOEN

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